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すっぽんの効能

すっぽんのここがすごい!!

これまですっぽんを育てることばかりに熱中して来ましたが、改めて調べてみると、すっぽんは知れば知るほどすごいパワーを持っていました。

生命を司るアミノ酸の宝庫

まず、すっぽんは非常に優れたアミノ酸食品である、ということ。
筋肉や皮膚、毛髪だけでなく、心臓、肝臓、腎臓を含むすべての臓器、またホルモンから遺伝子まで、人間の体の主成分は10万種類以上のタンパク質です。この10万種類以上のタンパク質を構成しているのが、必須アミノ酸を含む、たった20種類のアミノ酸。
すっぽんには、9種類の必須アミノ酸を含む、20種類すべてのアミノ酸が豊富に、バランス良く含まれています。

特に、血液を司る心臓、肝臓、腎臓の働きに重要なのが、タンパク質。
腎臓のろ過機能、肝臓の解毒作業、そしてきれいになった血液を体全体に送る心臓機能を高め、血液を浄化するためには、タンパク質を作り出すアミノ酸を豊富に摂取することが必要です。

実は女性にこそ良薬だった

東洋医学では古くから、血液の汚れや血流の滞り「瘀血」を万病の元とし、その改善に「血剤」を用いてきました。「血剤」とは、健康な血液を作り出す働きを持つものの総称。その代表格が、すっぽんです。
瘀血といえば、現代女性の多くが抱えている問題。PMS、月経不順、更年期障害をはじめとする女性特有の不定愁訴を「血の道症」と呼び、瘀血を改善し、体内のめぐりを良くすることこそが重要と考えられているのです。
すっぽんの甲羅である鼈甲には滋陰・清熱・破血・軟堅・散結、強壮・滋養・鎮静・造血の作用があり、「血の道症」の改善薬として漢方薬にも多く用いられてきました(※漢方薬は組み合わせなので、単体で治療に用いられることはありません)。
また、鼈甲は、その浄血作用から、肝炎や肝硬変などの肝臓疾患にも用いられています。

神農本草経という中国最古の薬物学書を始め、日本でも江戸時代の多くの書物にすっぽんは登場し、部位ごとに特長と効果が解説されています。
その一部をご紹介します。
・益気(えっき)…気力を増し、充実させる
・去熱(きょねつ)…身体の中にある不必要な熱を取り除き、炎症性の疾患に効果あり
・補陰(ほいん)…内臓の構成成分の血液や体液を補い、肝臓、腎臓の機能不全やそれによる疾患に良い
・虚労(きょろう)…精神面も含めて体が衰弱している状態に良い
・血瘕(けっか)…女性の内生殖器にできものができ、お腹が張ったり、痛むものに良い

まだまだある。すっぽんのすごいところ!

すっぽんの部位ごとにも以下のような状態に良いとされています。
・甲羅…解熱、肝臓病、肺結核、産後の解熱、月経不順、月経過多症の正常化、小児貧血、ひきつけなど
・頭…子宮下垂
・肉…貧血、肺結核による発熱、慢性の下痢、月経過多症、腰痛、しこり、血液の浄化作用など
特にすっぽんの甲羅は、鼈甲煎丸、黄耆鼈甲湯、鼈甲散などの漢方薬で、解熱、強壮、駆瘀血薬(血の滞りをなくす)の目的で使用されています。
また、すっぽんはビタミンやミネラル、不飽和脂肪酸も豊富な上、肉の部分は弱酸性ですが、丸ごと食べればアルカリ性という不思議な食材です。
体内が酸性に傾くのを気にして、動物性食品を避ける方もいらっしゃいますが、すっぽんは安心して召し上がっていただけます。

西洋医学の対処両方とは異なり、根本からの改善を目的とした東洋医学で長年珍重されているすっぽんだからこそ、私たち日本人にとっても、大変なじみ深いものなのかもしれません。
このように、皆さんの健康づくりのお役に立てる優れた食品でもあることを改めて知り、誇りを持って、さらに大切にすっぽんを育てていこうと思います。